MLB2024ワールドシリーズ、43年ぶり12度目の戦い!

MLB2024、ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースの頂上決戦が始まります MLB(ベースボール)
MLB2024、ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースの頂上決戦が始まります

MLB2024ワールドシリーズ 試合日程

さて、2024年10月25日から、いよいよMLB2024ワールドシリーズが始まりました。今回は、東西の名門球団ニューヨーク・ヤンキースロサンゼルス・ドジャースの頂上決戦(全7戦4戦先勝)です。さて、どんなミラクルが起こるのか、今から楽しみです。それでは、試合日程です。

試合日程《米国東部時間》

@ドジャーズ・スタジアム 二連戦
Game 1: Friday, Oct. 25
NYY @ LAD, 8:08 p.m. (FOX) ドジャースがヤンキースに6対3で勝利
Game 2: Saturday, Oct. 26
NYY @ LAD, 8:08 p.m. (FOX) ドジャースがヤンキースに4対2で勝利(大谷さん亜脱臼😢)

@ヤンキース・スタジアム 三連戦
Game 3: Monday, Oct. 28
LAD @ NYY, 8:08 p.m. (FOX)
Game 4: Tuesday, Oct. 29
LAD @ NYY, 8:08 p.m. (FOX)
Game 5^: Wednesday, Oct. 30
LAD @ NYY, 8:08 p.m. (FOX)

@ドジャーズ・スタジア 二連戦
Game 6^: Friday, Nov. 1
NYY @ LAD, 8:08 p.m. (FOX)
Game 7^: Saturday, Nov. 2
NYY @ LAD, 8:08 p.m. (FOX)

ヤンキース vs ドジャース 過去の戦績

まず、これまでの両チームのワールドシリーズでの戦績を見てみましょう。過去に11回対戦したことがあり、このカードは、ポストシーズン史上最も因縁あるライバル対決ということが見て取れます。さて、下記が過去11回の対戦結果です。

  1. 1941年: ヤンキースがドジャースに勝利 (4-1)  ヤンキースがワールドシリーズでドジャースと初対戦
  2. 1947年: ヤンキースがドジャースに勝利 (4-3)
  3. 1949年: ヤンキースがドジャースに勝利 (4-1)
  4. 1952年: ヤンキースがドジャースに勝利 (4-3)
  5. 1953年: ヤンキースがドジャースに勝利 (4-2)
  6. 1955年: ドジャースがヤンキースに勝利 (4-3) ドジャース、ワールドシリーズ初制覇
  7. 1956年: ヤンキースがドジャースに勝利 (4-3)
  8. 1963年: ドジャースがヤンキースに勝利 (4-0)  ドジャースがLA移転後初優勝
  9. 1977年: ヤンキースがドジャースに勝利 (4-2)
  10. 1978年: ヤンキースがドジャースに勝利 (4-2)
  11. 1981年: ドジャースがヤンキースに勝利 (4-2)
  12. 2024年:

43年ぶり、12度目の優勝争い

ヤンキースは8シリーズで勝利し、それに対してドジャースの勝利は3シリーズです。これらの過去11回の対戦は、両チームのライバル関係に常に歴史を刻んできました。まず、ドジャースの初めてのワールドシリーズ制覇は、1955年のヤンキース戦でした。さらに、1981年の優勝もヤンキースとの対戦です。これだけでも、因縁の対決と呼ばれる理由がますよね。

しかし、1981年以来、この名門2チームがワールドシリーズで再戦することはなく、今回で、43年ぶり12度目の対決となります。まずは、ジャッジ(Aaron Judge)やソト(Juan Soto)、スタントン(Giancarlo Stanton)選手のヤンキース。そして、大谷翔平選手と山本由伸選手の加わったドジャース。さて、結果はいかに。

アーロン・ジャッジ vs 大谷翔平

次に、各チームのスラッガーについて触れてみます。今回の楽しみの一つに、ジャッジ選手と大谷選手の本塁打王対決があります。大谷翔平選手の今季ホームラン数は54本塁打(ポストシーズン3本:10月18日時点)。一方で、アーロン・ジャッジ選手は今季58本塁打です。なんと、シーズン50本塁打を越えた選手の所属チームがワールドシリーズで対戦するのは、今回が初となるそうです。また、両チームともに強力打線を売りとしており、誰かの一発でゲームがひっくり返ることもありえそうですね。

選手打率本塁打打点OPS(打撃指標数)盗塁
大谷翔平.310541301.03659
アーロン・ジャッジ.322581441.15910
2024年レギュラーシーズン スラッガー対決戦績

MLB2024:New York Yankees

さて、ここでヤンキースというチームについてもう少し深掘りしてみましょう。ヤンキースは、いわずと知れたMLB史上最も成功するチームの一つです。

まず、1901年にバルチモア・オリオールズとして設立し、1903年にニューヨークに移転しています。その後、1913年にヤンキースとして名が知られるようになります。現在は、アメリカンリーグ(AL)東地区に所属し、ニューヨークのブロンクスを本拠地としてプレーしています。ところで、ヤンキースのユニフォームをイメージすることはできますか?はい、そのネイビーブルーとホワイトのユニフォーム、重なった「NY」のロゴで知られるていますよね。ヤンキースは常に熱狂的なファンに支えられ、アメリカのスポーツ界のシンボルとして君臨し続けているのです。

成績とチャンピオンシップ

次に優勝回数を見てみます。これまで、ヤンキースは、MLB史上最多27回のワールドシリーズ優勝を誇っています。また、40回のALペナントを獲得、ポストシーズン出場は50回以上を数えます。特に、1927年、1936-1939年、1961年、1977-1978年、そして、1996年、1998〜2000年のダイナスティーシーズン・ワールドシリーズでの優勝は有名です。しかし、ヤンキースは2009年のワールドシリーズ優勝を最後に、世界チャンピオンの栄光から遠ざかっています。

MLBにおける伝説的な選手

もちろん、この伝統あるチームからは、数多くの野球界レジェンド選手が輩出されています。特に、その多くは野球殿堂入りのスーパースターであり、中でもよくなの知られる有名選手は下記の通りです。

  • ベーブ・ルース(Babe Ruth): 野球界で最も有名な人物の一人で、1920年代にヤンキースを強豪チームに変貌させたプレーヤーとしてその名を馳せています。
  • ルー・ゲーリッグ(Lou Gehrig): 「アイアンホース」として知られ、ALSによってキャリアが短くなった伝説的な一塁手です。
  • ジョー・ディマジオ(Joe DiMaggio): 1941年に56試合連続安打を達成したことで有名です。その後、いまだにこの記録を破る選手は出ていません。
  • ミッキー・マントル(Mickey Mantle): スイッチヒッターとしてのパワーとスピードで知られ、以後、ヤンキースのアイコンとして語り継がれています。
  • デレク・ジーター(Derek Jeter): 2003年から2014年までキャプテンを務め、5回のワールドシリーズ優勝に貢献。その後の野球界においても、最も尊敬されるベースボールプレイヤーの一人です。

スタジアムとファン文化

1923年からヤンキー・スタジアムを本拠地とするヤンキース。オリジナルのスタジアムは、「ルースが建てた家」として人気を誇ってきました。その後の2009年に、ブロンクスに新しいヤンキー・スタジアムを建て、ここは世界で最も訪問者数の多いスタジアムの一つとして知られています。特に、ヤンキースファンのチームの結束力は有名で、試合会場はいつも熱気で包まれています。同チームは、世界各国にファンを持ち、最も認知されているブランドチームの一つです。

ライバル

ヤンキースの最大のライバルと目されているのは、ボストン・レッドソックスです。そのライバル関係の歴史は長く、スポーツ史上、伝統的かつ激しいものとされています。さらに、ニューヨーク・メッツ(「サブウェイシリーズ」)との因縁の対決も盛り上がります。もちろん、ロサンゼルス・ドジャースとの激戦にも注目が集まっています。

全体的に見てみると、ヤンキースの成功、伝説的な選手たち、象徴的なブランドは、MLBの歴史やアメリカ文化の重要な一部を成してきました。彼らの競争力や秘めた魅力、そしてチャンピオンシップへの可能性は、野球界を常に熱いものにしています。

ヤンキースで活躍した主な日本人プレーヤー

2000年以前
伊良部秀輝(Hideki Irabu)(1997-1999
  • 1997年にMLBに移籍し、ニューヨーク・ヤンキースと契約しました。当時、日本人選手がMLBに移籍することは非常に珍しく、伊良部はその先駆けの一人となりました。特に、最速160km/h近い速球の速さとパワーは、伊良部投手の代名詞となっていました。
    2001年〜2010年
    松井秀喜(Hideki Matsui) (2003-2009)
    • 外野手および指名打者として活躍し、強力な打撃力でヤンキースに貢献しました。2009年のワールドシリーズMVPにも選出。その年のチャンピオンシップにおいて重要な役割を果たしています。
    2011年以降
    黒田博樹(Kazuhiro Kuroda) (2012-2014)
    • ロサンゼルス・ドジャースでの実績が主に知られる黒田選手。その後、ヤンキースでも先発投手として重要な役割を果たしました。彼の安定感と耐久性は、ヤンキースのローテーションにとって重要なものでした。
    イチロー(鈴木一朗)(2012-2014)
    • シアトル・マリナーズでの成功の後、2012年途中にニューヨーク・ヤンキースへとトレードされました。すでにMLBで10年以上のキャリアを積み、3000本安打に向けて順調に進んでいたイチローの移籍は、当時多くの話題を呼びました。ヤンキースでは、2014年シーズンまでの約2年半プレー。
    五十嵐亮太(Ryota Igarashi)(2012)

    2009年末にニューヨーク・メッツから大リーグに参入。2012年にヤンキースに移籍。しかし大きな成果は出すことができませんでした。

    田中将大(Masahiro Tanaka) (2014-2020)
    • 先発投手として、ニューヨークで多くのファンに愛されました。さらに、オールスター選出を2回果たし、その後、プレーオフにも何度も出場しています。特に、2017年ポストシーズンでの投球は評価が高く、ヤンキースで成功したプレーヤーの一人です。

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    次に、ロサンゼルス・ドジャーズについて見てみましょう。ドジャースは、カリフォルニア州ロサンゼルスに本拠地のある強豪チームです。まず始めに、ニューヨーク州ブルックリンで1883年に設立。当時は「ブルックリン・ドジャース」として知られていました。その後、1958年にロサンゼルスへ移転。MLBの歴史の中で、最初に西海岸に移動した主要なチームの一つとなりました。

    ワールドシリーズは、1955年、1981年、1988年、2020年と優勝。数多くのタイトルも獲得しています。さらに、野球における人種の壁を打ち破ったことで知られるジャッキー・ロビンソンも在籍。サンディ・コーファックスのような伝説的投手もドジャースで活躍しています。

    1962年から本拠地としているドジャースタジアムは、LAのエリシアンパーク地区にあります。特に、MLB内で座席数が最も多いスタジアムとして有名です。さらには、サンフランシスコ・ジャイアンツとのライバル関係でも知られています。

    ドジャースで活躍した日本人プレーヤー

    メジャーリーグで活躍した主な日本人
    2000年以前
    野茂英雄(Hideo Nomo) (1995-1998年、2002-2004年)
    • まず一番に名前が上がるのが、この選手かもしれません。そうです、日本人メジャーリーガーの礎を築いた野茂選手です。その「トルネード投法」は有名で、真似をする人も多かったのではないでしょうか。1995年にはナショナルリーグの新人王を獲得。特に、ドジャース時代には2度のノーヒットノーラン達成は皆に感動を与えました。野茂選手のメジャー挑戦が、その後の日本人メジャーリーガーに与えた影響力は計り知れません。
    2001年〜2010年
    石井一久(Kazuhisa Ishii) (2002-2004年)
    • 2002年にドジャースに入団し、ルーキーシーズンにオールスターに選出されました。特に、左腕の先発投手としてドジャースのローテーションに欠かせない存在でした。
    木田優夫(Masao Kida) (2003-2004年)
    • 短期間メジャーに在籍していましたが、目立った実績は残せませんでした。
    中村紀洋(Norihiro Nakamura) (2005年)
    • 短期間メジャーに在籍していましたが、目立った実績は残せませんでした。
    斎藤隆(Takashi Saito) (2006-2008年)
    • 2006年にドジャースでメジャーデビューし、初年度から抑え投手として大活躍。その後、2007年にはオールスターに選出されました。特に、ドジャースのクローザーとしてファンに愛され、通算防御率は2点台前半と非常に優秀な成績を収めました。
    黒田博樹(Hiroki Kuroda) (2008-2011年)
    • 正確なコントロールで知られる先発投手です。ドジャースのローテーションで重要な役割を果たしました。特に、その安定感と落ち着いた態度からロサンゼルスでファンに愛されました。
    2011年以降
    前田健太(Kenta Maeda) (2016-2019年)
    • 先発投手として、ポストシーズンでの活躍も含め、チームの勝利に大きく貢献した選手です。特に、その闘志あふれるプレースタイルで「マエケン」のニックネームでファンに愛されました。4年間、先発投手として安定した活躍をし、また、ポストシーズンでもリリーフとして貢献しました。
    ダルビッシュ有(Yu Darvish) (2017年)
    • 2017年シーズン途中にドジャースに加入。チームの29年ぶりのリーグ優勝、ワールドシリーズ進出に貢献しました。特に、ポストシーズンでの活躍は印象的でした。
    2020年以降
    筒香嘉智(Yoshimoto Tsutsugo)(2021)

    2021年にタンパ・レイズから移籍。初期には多く起用されましたが、打率1割台と苦しみ、その後怪我により戦線離脱。その後マイナー契約となりました。

    大谷翔平(Shohei Otani)(2024〜)

    2018年から5年間のエンゼルス時代を経て、2013年12月9日にドジャース移籍を発表しました。2023年に行った右肘手術から復帰を目指し、代名詞である二刀流を封印し、2024年は打者に専念。MLB史上初の「50-50」を達成し、最終的にはレギュラーシーズン54-59という大記録を樹立しました。現在、ニューヨーク・ヤンキースとワールドチャンピオンを掛けて争っています。

    山本由伸(Yoshinobu Yamamoto (2024〜)

    2024年からドジャースでプレー。3月21日の試合でメジャーデビューししましたが、初回に43球を投げて、5失点し降板。先発日本人投手メジャーデビューのワーストを記録してしまいました。しかし、平均153km/h(2023年シーズン[212])・最速159km/hのストレート、スライダー、スプリットをはじめ、カーブ、シュート、カットボールなど多彩な変化球を投げることができます。

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