ニューヨークでも宮崎牛を

《写真》左から、河野俊嗣宮崎県知事、マウントフジ多田貴将社長、宮崎経済連平島善範副会長、株式会社ミヤチク有馬慎吾社長 ステーキ・BBQ
《写真》左から、河野俊嗣宮崎県知事、マウントフジ多田貴将社長、宮崎経済連平島善範副会長、株式会社ミヤチク有馬慎吾社長

宮崎牛の美味しさをアメリカに広める

宮崎県知事自らプロモーション

2024年1月、宮崎牛はじめ、宮崎特産のプロモーションイベントが開催。イベントには、人気店オーナーやシェフらが招かれ、宮崎牛の魅力に包まれました。

この場に駆けつけた宮崎県河野県知事は言います。「世界の美食家たちが宮崎牛を求め、輸出額も増加の一途を辿っています。この流れを加速させるため、衛生管理や技術開発・食肉処理場新設などを進めています。今後は、焼酎やウナギ、地鶏、キャビアなど他特産品輸出の可能性も探りたい。そして、積極的にアプローチを続けていきたいです」。

厳選された宮崎牛を世界中の人々に

極上の肉質とキメ細やかなサシが特徴の宮崎牛は、日本を代表するブランド和牛の一つ。5年に一度開催の「和牛オリンピック」では、4大会連続内閣総理大臣賞を受賞しています。

「宮崎牛」に認定されるには、いくつかの厳格な基準値をクリアしなければなりません。一つは、宮崎県内で生産肥育された黒毛和種であること。次に、(公社)日本食肉格付協会の格付基準で、肉質等級が4等級以上であること。さらに、県内種雄牛、家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖にもつというものです。こうした厳しい審査を乗り越えた宮崎牛を、世界中の人々に食べてもらいたい。そう宮崎県の関係者は思いを語ってくれました。

生産者への敬意を持ってレシピを進化

イベントの中盤には、食肉加工会社(株)ミヤチク、谷口シェフがカットデモを実演。宮崎牛の効率的なカット方法や美味しい食べ方などを紹介しました。その一つとして、テンダライザーの活用で、歩留率を高めるテクニックを紹介。こうした目から鱗のテクニックに、会場のシェフたちは真剣に耳を傾けていました。

「この美しいサシを生むために、生産者の方々が丹精込めて宮崎牛を育てています。こうした方々に敬意を表し、あますことなく宮崎牛を捌いてもらいたい。アメリカでは、様々なフュージョン料理が発達しています。宮崎牛で遊びながら、学び、今までにない面白い料理へ進化させて欲しい」。谷口シェフはこのように話を括りました。

宮崎牛の指定レストラン認定店

今回、会場となったニューヨーク州ヒルバーンのマウントフジ・ジャパニーズ・ステーキハウス。これまでも、A5ランクの宮崎牛を積極的に紹介、提供してきました。この実績に対し、多田貴将オーナーには「宮崎牛指定レストラン」の認定証が授与されました。

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