MLB（メジャーリーグ）のチーム、全部で30もあるんです。

メジャーリーグ（MLB）を構成するチームが、全米で30チームもあることをご存知でしたか？今回は、知っているようで知らない、MLBチームの詳細をまとめてみました。アメリカンカルチャーを支えていると言っても過言ではない「ベースボール」。その球団史などを改めて見てみると、とても興味深いものがみえてきます。

American League (AL)
National League (NL)

American League (AL)

Eastern Division（東部地区）

1. Baltimore Orioles

チーム名：ボルチモア・オリオールズ
由来：メリーランド州の州鳥「Baltimore Oriole（ボルチモアムクドリモドキ）」に由来。
所属：アメリカンリーグ東部地区
創設年: 1901年ミルウォーキー・ブルワーズ（Milwaukee Brewers）として発足し、1954年にオリオールズに改名。
オーナー: ピーター・アンジェロス（Peter Angelos）
本拠地: Oriole Park at Camden Yards (Baltimore, MD)
特徴: 1901年にミルウォーキー・ブルワーズとして創立し、1954年にオリオールズに改名。1983年にカル・リプケン・ジュニアがMVPを獲得してワールドシリーズを制覇しています。「アイアンマン」リプケンは、その後、連続試合出場記録を樹立しました。

https://www.mlb.com/orioles

2. Boston Red Sox

チーム名：ボストン・レッドソックス
由来：赤い靴下を履いてプレーしたことから。
所属：アメリカンリーグ東部地区
創設年: 1901年
オーナー: ジョン・W・ヘンリー/フェンウェイ・スポーツ・グループ（John W. Henry / Fenway Sports Group）
本拠地: Fenway Park (Boston, MA)
特徴: 「バンビーノの呪い（Curse of the Bambino）」（1920年、ベーブ・ルースをヤンキースにトレードした後、86年間もの間、ワールドシリーズに勝てなかった）が話題になりましたが、2004年にその呪いを破って優勝。2020年代に至るまで何回もワールドシリーズタイトルを獲得しています。名門スタジアム「フェンウェイ・パーク」は、MLBで最も古い現役球場です。

https://www.mlb.com/redsox

3. New York Yankees

チーム名：ニューヨーク・ヤンキース
由来：オランダ入植者がニューイングランド地方の住民を「Jan Kees」と読んだことに由来。
所属：アメリカンリーグ東部地区
創設年: 1901年ボルチモア・オリオールズ（Baltimore Orioles）として発足し、1913年にヤンキース（Yankees）に改名。
オーナー: スタインブレナー・ファミリー（The Steinbrenner Family）
本拠地: Yankee Stadium (Bronx, NY)
特徴: ヤンキースは27回のワールドシリーズ優勝というMLB最多記録を誇る、最も成功したフランチャイズです。ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ミッキー・マントル、デレク・ジーターなど、野球史上最も有名な選手を数多く輩出しています。「ブロンクス・ボンバーズ」の異名で知られ、過去には、松井秀喜や田中将大などが所属するなど、世界中の野球ファンに愛される名門球団となっています。

https://www.mlb.com/yankees

4. Tampa Bay Rays

チーム名：タンパベイ・レイズ
由来：球団創設時の名称「Devil Rays」が、フロリダ湾に多く棲息するイトマキエイに由来を持つ。ここに光線の「Rays」を掛けている。
所属：アメリカンリーグ東部地区
創設年: 1998年デビルレイズ（Devil Rays）として発足。
オーナー: スチュアート・スターンバーグ（Stuart Sternberg）
本拠地: Tropicana Field (St. Petersburg, FL)
特徴: レイズは小規模市場の球団ながら、データ分析に基づく先進的な運営方法で成功を収めています。2020年にはワールドシリーズ進出も果たし、2020年代の強豪チームとして注目されています。トロピカーナ・フィールドは、MLBでは数少ないドーム型の球場ですが、施設の古さが課題となっています。

https://www.mlb.com/rays

5. Toronto Blue Jays

チーム名：トロント・ブルージェイズ
由来：北米東部に生息するアオカケス（Blue Jay / Cyanocitta cristata）に由来。
所属：アメリカンリーグ東部地区
創設年: 1977年
オーナー: ロジャース・コミュニケーションズ（Rogers Communications）
本拠地: Rogers Centre (Toronto, Ontario, Canada)
特徴: ブルージェイズは1992年と1993年に連続してワールドシリーズ優勝を果たし、カナダの球団として初めてのワールドシリーズ制覇を達成しました。ジョー・カーターの劇的なホームランはカナダスポーツ史に残る名場面です。近年、若手有望選手を中心にプレーオフ進出を目指しています。ロジャース・センターは、MLBで初めての完全開閉式屋根付きスタジアムでした。

https://www.mlb.com/bluejays

Central Division（中部地区）

6. Chicago White Sox

チーム名：シカゴ・ホワイトソックス
由来：白い靴下を履いてプレーしたことに由来。
所属：アメリカンリーグ中部地区
創設年: 1901年
オーナー: ジェリー・ラインズドルフ（Jerry Reinsdorf）
本拠地: Guaranteed Rate Field (Chicago, IL)
特徴: 1919年の「ブラックソックス・スキャンダル」で、選手が八百長に関与したとして歴史に残りましたが、2005年に88年ぶりのワールドシリーズ制覇をし、その実力が再評価されました。1994年、バスケットボールの神様マイケル・ジョーダンと契約したことでも、当時話題になりました。

https://www.mlb.com/whitesox

7. Cleveland Guardians

チーム名：クリーブランド・ガーディアンズ
由来：クリーブランド市内にある「交通の守護神像（ガーディアンズ・オブ・トラフィック　Guardians of Traffic）」に由来。
所属：アメリカンリーグ中部地区
創設年: 1901年
オーナー: ラリー・ドーラン（Larry Dolan）
本拠地: Progressive Field (Cleveland, OH)
特徴: 1915年から2021年までの球団名はクリーブランド・インディアンス、2021年にガーディアンズに改名しました。1948年以来ワールドシリーズ制覇から遠のいていますが、近年は再建期に入っておりワールドシーズ制覇が期待されています。

https://www.mlb.com/guardians

8. Detroit Tigers

チーム名：デトロイト・タイガース
由来：ミシガン州最古の陸軍部隊の愛称「タイガース」から。
所属：アメリカンリーグ中部地区
創設年: 1894年
オーナー: イリッチ・ホールディングス / クリストファー・イリッチ（Ilitch Holdings / Christopher Ilitch）
本拠地: Comerica Park (Detroit, MI)
特徴: タイガースはアメリカン・リーグで歴史的なフランチャイズの一つ。彼らは4度のワールドシリーズ優勝（最後は1984年）を誇ります。ハンク・グリーンバーグやアラン・トランメルなどのレジェンドを輩出しています。

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9. Kansas City Royals

チーム名：カンサスシティ・ロイヤルズ
由来：家畜品評会「アメリカン・ロイヤル・ライブストック・アンド・ホース・ショー」や馬術競技開催地であるカンザスシティの名にちなんで。
所属：アメリカンリーグ中部地区
創設年: 1969年
オーナー: ジョン・シャーマン（John Sherman）
本拠地: Kauffman Stadium (Kansas City, MO)
特徴: 1985年と2015年にワールドシリーズを制覇しています。2015年の優勝は若手中心の強力なチーム構成と堅実な守備、走塁を武器にしたものでした。

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10. Minnesota Twins

チーム名：ミネソタ・ツインズ
由来：本拠地であるミネアポリスとセントポールが双子都市（ツインシティ）であることに由来。
所属：アメリカンリーグ中部地区
創設年: 1901年ワシントン・セネタース（Washington Senators）として発足し、1961年にツインズ（Twins）に改名。
オーナー: ポーラッド・ファミリー（The Pohlad Family）
本拠地: Target Field (Minneapolis, MN)
特徴: ミネソタに移転した後、1965年にワールドシリーズ進出、1987年と1991年にはワールドシリーズ優勝を果たしています。特に1991年のワールドシリーズは歴史に残る激戦で、カービー・パケットの劇的なホームランは伝説となっています。ツインズは中規模市場球団ですが、地元のファンに愛される存在です。

https://www.mlb.com/twins

Western Division（西部地区）

11. Houston Astros

チーム名：ヒューストン・アストロズ
由来：NASAを要するヒューストンにちなみ、宇宙飛行士のAstronautを短くしたことに由来。
所属：アメリカンリーグ西部地区
創設年: 1962年ヒューストン・コルト45’s（Houston Colt .45s）として発足
オーナー: ジム・クレイン（Jim Crane）
本拠地: Minute Maid Park (Houston, TX)
特徴: 2017年に劇的なワールドシリーズ優勝を達成しましたが、サイン盗みのスキャンダルが発覚し物議を醸しました。しかし2022年に再びワールドシリーズを制覇するなど、現代の強豪チームの一つとして知られています。

https://www.mlb.com/astros

12. Los Angeles Angels

チーム名：ロサンゼルス・エンジェルス
由来：スペイン語で天使たちを意味する「ロサンゼルス」に対し、英語で天使たちという意味の「the angels」を合わせた。
所属：アメリカンリーグ西部地区
創設年: 1961年にロサンゼルス・エンジェルス（Los Angeles Angels）として発足、のちにカリフォルニア・エンジェルス（California Angels）に改名
オーナー: アルテ・モレノ（Arte Moreno）
本拠地: Angel Stadium (Anaheim, CA)
特徴: 2002年にフランチャイズ初のワールドシリーズ優勝。スーパースターのマイク・トラウトと二刀流選手としてその活躍に世界の注目が集まっている大谷翔平が所属していました。

https://www.mlb.com/angels

13. Oakland Athletics

チーム名：オークランド・アスレチックス
由来：1860年に発足したフィラデルフィア・アスレチックス（Philadelphia Athletics Baseball Club）に由来。
所属：アメリカンリーグ西部地区
創設年: 1893年にフィラデルフィアで発足し、1901年のリーグ発足以来アメリカンリーグに所属。
オーナー: ジョン・フィッシャー（John Fisher）
本拠地: Oakland Coliseum (Oakland, CA)
特徴: フィラデルフィア、カンザスシティ、そしてオークランドへと移転してきたアスレチックスは、これまで9回のワールドシリーズ優勝を誇ります。「マネーボール」のモデルとして知られるビリー・ビーンが、限られた予算で競争力のあるチームを作り上げるフロントオフィス戦略を確立しました。近年、球団の移転先としてラスベガスが検討されているようです。

https://www.mlb.com/athletics

14. Seattle Mariners

チーム名：シアトル・マリナーズ
由来：一般公募により命名された。海の街を象徴する「水兵」に由来。
所属：アメリカンリーグ西部地区
創設年: 1977年
オーナー: ジョン・スタントン（John Stanton）
本拠地: T-Mobile Park (Seattle, WA)
特徴: マリナーズはまだワールドシリーズへの出場経験がありませんが、2001年には史上最多のシーズン116勝を達成。イチローやケン・グリフィー・ジュニアなど、MLB史に名を残すスター選手が在籍しました。近年は再建が進み、若手有望選手の台頭によりプレーオフ進出を狙っています。T-モバイル・パークは美しい屋根付き球場で、開閉式の屋根が特徴です。1992年から24年間、任天堂が筆頭株主として名を連ねていたこともあり、日本人にとってもとても思い入れのある球団です。

https://www.mlb.com/mariners

15. Texas Rangers

チーム名：テキサス・レンジャーズ
由来：200年以上前にルーツを持つ自警団「Texas Renger」に由来。
所属：アメリカンリーグ西部地区
創設年: 1961年ワシントン・セネタース（Washington Senators）として発足し、1972年にレンジャーズ（Rangers）に改名。
オーナー: レイ・デイビス、ボブ・シンプソン（Ray Davis and Bob Simpson）
本拠地: Globe Life Field (Arlington, TX )
特徴: 2010年と2011年にワールドシリーズに進出しましたが、いずれも惜しくも優勝を逃しました。近年、球団は若手選手とベテラン選手の組み合わせで再建を進めています。新しい本拠地、グローブライフ・フィールドは2020年にオープンし、開閉式屋根を備えた近代的なスタジアムです。2012年から2017年まで、ダルビッシュ・有投手が所属していました。

https://www.mlb.com/rangers

National League (NL)

Eastern Division（東部地区）

1. Atlanta Braves

チーム名：アトランタ・ブレーブス
所属：ナショナルリーグ東部地区
由来：インディアンの羽飾りに由来。
創設年: 1871年ボストン・レッドストッキングス（Boston Red Stockings）として発足。
オーナー: リバティ・メディア（Liberty Media）
本拠地: Truist Park (Atlanta, GA)
特徴: MLB最古のチームの一つです。1871年にボストン・レッドストッキングスとして発足し、ボストン、ミルウォーキーと経てアトランへ移転し、南部の代表チームとして定着しています。2021年にワールドシリーズ優勝を達成し、その歴史的な存在感を再認識させました。「トム・グラビン」「グレッグ・マダックス」などの殿堂入り投手を多く輩出しているチームです。

https://www.mlb.com/braves

2. Miami Marlins

チーム名：マイアミ・マーリーンズ
由来：フロリダ湾沖に生息するマカジキに由来。
所属：ナショナルリーグ東部地区
創設年: 1993年フロリダ・マーリンズと（Florida Marlins）として発足
オーナー: ブルース・シャーマン（Bruce Sherman）
本拠地: loanDepot park (Miami, FL )
特徴: マーリンズは拡張球団として2度のワールドシリーズ優勝（1997年、2003年）を達成していますが、どちらもポストシーズンのワイルドカードからの快進撃によるものです。マーリンズは通常、低予算で若手選手を育てることに重視しており、成功した年にはサプライズを起こすことがあります。

https://www.mlb.com/marlins

3. New York Mets

チーム名：ニューヨーク・メッツ
由来：都会人を意味する「メトロポリタン」を省略。
所属：ナショナルリーグ東部地区
創設年: 1962年
オーナー: スティーブ・コーエン（Steve Cohen）
本拠地: Citi Field (Flushing, NY)
特徴: メッツはヤンキースと同じニューヨークを本拠地とするチームですが、彼らのファンベースは異なる特徴を持っています。メッツは1969年と1986年にワールドシリーズを制覇。特に1986年のボストン・レッドソックスとのワールドシリーズは「バックナー事件」として知られています。スティーブ・コーエンの下、近年は再建と強化に力を入れています。2024年から千賀滉大選手が投手陣に加わり、チームに大きく貢献しています。

https://www.mlb.com/mets

4. Philadelphia Phillies

チーム名：フィラデルフィア・フィリーズ
由来：フィラデルフィア市民の通称「フィリー」に由来。
所属：ナショナルリーグ東部地区
創設年: 1883年
オーナー: ジョン・S・ミドルトン（John S. Middleton）
本拠地: Citizens Bank Park (Philadelphia, PA )
特徴: 丸みを帯びた「P」が特徴的なフィリーズは、MLBで最も長く続く単一都市のフランチャイズの一つ。1980年と2008年にワールドシリーズを制覇。特に2008年の優勝は、ライアン・ハワードやチェイス・アトリーらが活躍した黄金時代の一部となっています。フィリーズのファンは非常に熱狂的で知られ、球場は常に活気に溢れています。

https://www.mlb.com/phillies

5. Washington Nationals

チーム名：ワシントン・ナショナルズ
由来：政治の中心「ワシントンD.C.」を意味し、アメリカ合衆国のナショナル感じをイメージして命名。
所属：ナショナルリーグ東部地区
創設年: 1969年モントリオール・エクスポズ（Montreal Exposとして発足し、2005年にナショナルズ（Nationals）に改名。
オーナー: マーク・ラーナー（Mark Lerner）
本拠地: Nationals Park (Washington, DC)
特徴: 2005年にモントリオールからワシントンD.C.に移転してナショナルズとなりました。2019年に球団史上初のワールドシリーズ優勝を果たし、その快進撃は「ワイルドカードからの逆転劇」として語り継がれています。エースのマックス・シャーザーと強打者フアン・ソトの活躍が目覚ましかった年でした。ナショナルズ・パークはポトマック川の近くに位置し、ワシントンの景色を楽しめるスタジアムです。

https://www.mlb.com/nationals

Central Division（中部地区）

6. Chicago Cubs

チーム名：シカゴ・カブス
由来：リーグ間での選手の引抜が相次ぎ、無名の新人ばかりになってしまったことから、「見習い」や「駆け出し」といった意味を持つCubs（カブス）と命名。
所属：ナショナルリーグ中部地区
創設年: 1876年
オーナー: リケッツ・ファミリー（The Ricketts Family）
本拠地: Wrigley Field (Chicago, IL)
特徴: 2016年に108年ぶりとなるワールドシリーズ優勝を果たし、「ビリー・ゴートの呪い」を解消しました。その瞬間は、シカゴのみならず全米を揺るがす話題となりました。リグレー・フィールドは、ツタで覆われた外野フェンスが有名で、シカゴの象徴的存在となっています。

https://www.mlb.com/cubs

7. Cincinnati Reds

チーム名：シンシナティ・レッズ
由来：レッドストッキングスを省略。
所属：ナショナルリーグ中部地区
創設年: 1869年シンシナティ・レッドストッキングス（Cincinnati Red Stockings）として発足
オーナー: ボブ・カステリーニ（Bob Castellini）
本拠地: Great American Ball Park (Cincinnati, OH)
特徴: 最初のプロ野球チームとして有名。1970年代の「ビッグ・レッド・マシン」時代には、ジョニー・ベンチ、ジョー・モーガン、ピート・ローズらがチームを率い、その強力な打線を誇りました。

https://www.mlb.com/reds

8. Milwaukee Brewers

チーム名：ミルウォーキー・ブリュワーズ
由来：ビールの生産地として有名なミルウォーキーにちなみ、醸造者という意味の「ブリュワーズ」を採用。
所属：ナショナルリーグ中部地区
創設年: 1969年シアトル・パイロッツ（Seattle Pilots）として発足。
オーナー: マーク・アッタナシオ（Mark Attanasio）
本拠地: アAmerican Family Field (Milwaukee, WI)
特徴: シアトルから移転した後、ミルウォーキーは強力なファンベースを持つチームに成長しました。1982年にワールドシリーズに進出しましたが、まだ優勝は果たしていません。球団は近年、投手力と守備力を重視し、ナショナルリーグ中部地区における強豪の一角を占めています。

https://www.mlb.com/brewers

9. Pittsburgh Pirates

チーム名：ピッツバーグ・パイレーツ
由来：スター選手の引き抜き行為について「海賊まがい」と揶揄されたことを逆手に取って命名。
所属：ナショナルリーグ中部地区
創設年: 1882年アレゲニー（Allegheny）として発足。
オーナー: ロバート・ナッティング（Robert Nutting）
本拠地: PNC Park (Pittsburgh, PA)
特徴: 近年、低迷が続いているパイレーツですが、かつては、ウィリー・スターゲルやロベルト・クレメンテといった名選手が所属し、5度のワールドシリーズ優勝を果たしています。PNCパークは、リバーサイドに位置し、美しい景観とファンに愛されるスタジアムとして評価されています。

https://www.mlb.com/pirates

10. St. Louis Cardinals

チーム名：セントルイス・カージナルス
由来：ミズーリ州の州鳥「ショウジョウコウカンチョウ」に由来。
所属：ナショナルリーグ中部地区
創設年: 1882年セントルイス・ブラウン・ストッキングス（St. Louis Brown Stockings）として発足。
オーナー: ウィリアム・デウィット・ジュニア（William DeWitt Jr.）
本拠地: Busch Stadium (St. Louis, MO)
特徴: カージナルスは、MLBでニューヨーク・ヤンキースに次ぐ11回のワールドシリーズ優勝を誇る名門球団です。特に、2000年代にはアルバート・プホルスやヤディアー・モリーナなどのスター選手が活躍し、2006年と2011年にワールドシリーズを制覇しました。球団のファンベースは非常に熱狂的で、セントルイスの野球文化はMLBでも特に強いものがあります。WBC日本代表として活躍したラーズ・ヌートバー（たっちゃん）選手の所属チームです。

https://www.mlb.com/team

Western Division（西部地区）

11. Arizona Diamondbacks

チーム名：アリゾナ・ダイアモンドバックス
由来：米国南部からメキシコ北部、アリゾナ砂漠などに生息する「ダイヤガラガラヘビ」に由来
所属：ナショナルリーグ西部地区
創設年: 1998年
オーナー: ケン・ケンドリック（Ken Kendrick）
本拠地: Chase Field (Phoenix, AZ)
特徴: アリゾナ・ダイヤモンドバックスは、創設3年目の2001年に早くもワールドシリーズ優勝を達成したチームです。ランディ・ジョンソンとカート・シリングの2大エースが活躍し、ニューヨーク・ヤンキースを破り、歴史的勝利を収めました。球団は、屋根の開閉が可能なドーム型スタジアムを保有しています。

https://www.mlb.com/dbacks

12. Colorado Rockies

チーム名：コロラド・ロッキーズ
由来：コロラド州デンバーの象徴「ロッキー山脈」に由来。
所属：ナショナルリーグ西部地区
創設年: 1993年
オーナー: ディック・モンフォート（Dick Monfort）
本拠地: Coors Field (Denver, CO)
特徴: 2007年にワイルドカードからワールドシリーズ進出を果たしましたが、レッドソックスに敗北。本拠地であるクアーズ・フィールドは高地に位置する球場のため、打球が飛びやすく、打者有利のホームランが出やすい球場として知られています。

https://www.mlb.com/rockies

13. Los Angeles Dodgers

チーム名：ロサンゼルス・ドジャース
由来：路面電車が多かったブルックリンの住民「トロリー・ドジャーズ（路面電車を避ける者たち」に由来。
所属：ナショナルリーグ西部地区
創設年: 1883年ブルックリン・グレイズ（Brooklyn Grays）として発足
オーナー: グッゲンハイム・ベースボール・マネジメント（Guggenheim Baseball Management）
本拠地: Dodger Stadium (Los Angeles, CA)
特徴: 1958年にニューヨーク州ブルックリンからロサンゼルスに移転し、名門球団としてMLBを代表する存在に成長しました。1988年のワールドシリーズで優勝へと導いたカーク・ギブソンの劇的なホームランは、今も語り継がれています。2020年にもワールドシリーズを制覇。名投手クレイトン・カーショウや名バッターコディ・ベリンジャーが象徴的な選手。これまでも多くの日本人選手が活躍してきたチームですが、2024年には大谷翔平、山本由伸らがチームに加わり、メジャーリーグ全体に勢いを与える存在となっています。

https://www.mlb.com/dodgers

14. San Diego Padres

チーム名：サンディエゴ・パドレス
由来：スペイン語で司祭・神父を意味する「パドレス」に由来。キリスト教がサンディエゴを拠点にカリフォルニア州各地へと広がったことにちなみ命名。
所属：ナショナルリーグ西部地区
創設年: 1969年
オーナー: ピーター・セイラー（Peter Seidler）
本拠地: Petco Park (San Diego, CA)
特徴: パドレスは、まだワールドシリーズ優勝を果たしていませんが、2020年代に入って強化が進み、タイトルを狙うチームへと成長しています。特に、マニー・マチャド、フェルナンド・タティスJr.ら若いスター選手の活躍が注目されており、2021年に投手陣に加わったダルビッシュ・有選手の活躍にも注目が寄せられています。本拠地のペトコ・パークは美しい海岸沿いに位置し、MLBでもトップクラスの観戦環境を誇ります。

https://www.mlb.com/padres

15. San Francisco Giants

チーム名：サンフランシスコ・ジャイアンツ
由来：1885年にチームが、まだニューヨークにあった時に、フィラデルフィアに対抗する印象的な勝利をイメージし「ジャイアンツ」と命名。
所属：ナショナルリーグ西部地区
創設年: 1883年ニューヨーク・ゴッサムズ（New York Gothams）として発足
オーナー: チャールズ・B・ジョンソン（Charles B. Johnson）
本拠地: Oracle Park (San Francisco, CA)
特徴: ジャイアンツはニューヨークからサンフランシスコに移転して以降も成功を収めており、特に2010年代には3度のワールドシリーズ優勝（2010、2012、2014年）を果たしました。バリー・ボンズの所属時代には本塁打記録を樹立しましたが、ステロイド問題で議論を巻き起こしています。オラクル・パークは湾に面した美しい球場です。

https://www.mlb.com/giants

それでは、メジャーリーグの年間スケジュールや仕組みについても学んでおきましょう！