ベジタリアンについて考える

ベジタリアンとビーガン NEW YORK
ベジタリアンとビーガン

肉ではなく野菜を中心とした食事を摂る層

「健康のためにバランス良く食べましょう」と注意されたことはありませんか?しかし、近年では、肉や魚を好む「ミータタリアン」、野菜を好む「ベジタリアン」の方が増え、さらには、「ヴィーガン」や「フレキシタリアン」などと細分化が進んでいます。ここでは、こうした言葉の違いを把握し、ベジタリアン向け料理を提供するレストランも紹介します。例えば、ベジタリアン天国ベルギーのゲント発「Le Botaniste」も、その一つです。ニューヨーク初のオーガニック、植物由来、カーボンニュートラルにこだわっています。

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それでは、まず各カテゴリーについて、どのような違いがあるのか見てみましょう。

ベジタリアン (菜食主義者) Vegetarian

肉や魚介類などの動物性食品を摂らず、野菜など植物性食品を中心に食べる人のこと。卵製品と乳製品の摂取については、本人の判断によります。

ヴィーガン (完全菜食主義者) Vegan

肉や魚介類のほか、卵製品や乳製品、蜂蜜など動物性食品を一切口にしない人のこと。中には、食品だけでなく動物性由来の衣類や生活用品も使わない徹底した人もいます。

フレキシタリアン (ゆるい菜食主義者) Flexitarian

基本的には植物性食品が中心、時に肉や魚介類も摂取する。柔軟なベジタリアンスタイル。「Flexible(柔軟な)」+「Vegetarian(菜食者)」の造語。

野菜中心の食生活に切り替える理由は人それぞれです。健康的な観点で野菜摂取を増やす人、動物愛護や環境問題からという人もいます。しかし、時代の流れとともに、できるだけ野菜を多くと考える層は増えています。

グルテンフリーとは何か?

ベジタリアン代替マークと共に、GF記載も見かけるようになりました。これはグルテンフリーを表しています。グルテンとは、小麦に含まれるタンパク質のことです。腸の粘膜に張り付き消化しにくくく、腸内環境を悪化させる一因とも考えられています。日中の眠気やだるさ、鈍い頭痛に肩痛などもグルテンが原因と言われています。こうした原因物質を極力摂取しない。こうした食事法を「グルテンフリー(小麦排除)」と呼びます。小麦を排除し、長年悩まされた症状が一気に緩和したという経験者も多いようです。

小麦を使った料理はたくさんあり、小麦を食卓から完全に無くすのは難しいことです。グルテン除去には約3か月の歳月が必要です。この達成に向け、米粉やとうもろこし粉など、代替食材の開発にも注目が集まっています。

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